樹木葬

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樹木葬は墓石を建てるお墓とは違い、シンボルツリーを墓標として考えます。埋葬する時は、骨壺に入れたまま埋葬したり、粉骨をして布袋に入れて埋める施設もあります。樹木葬の明確な決まりは無いのが現状です。多くの墓地では樹木や芝生を墓標として扱い、そこへ埋蔵する方法を樹木葬と呼んでいます。

 

 

樹木葬の種類

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樹木葬と言ってもさまざまな種類があります。ここでは、里山型、公園型、ガーデニング型について解説します。イメージしている埋葬方法と近い形の樹木葬を選びましょう。

 

里山型

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里山型の樹木葬は山に埋葬します。カロートや骨壺を使わず、自然に近い形で埋葬するので布袋や簡易的な骨壺を使って行います。樹木葬の中で最も自然に近い形で埋葬できるでしょう。死後は土に還りたいと考える人は、里山タイプを選ぶと良いでしょう。

 

真光寺

1556年に開山した千葉県にあるお寺です。里山タイプの樹木葬ですから、遺骨は布袋に入れて、樹木の下に埋められます。長い歳月をかけて土に還ります。

 

真光寺は里山再生に力を入れています。樹木葬はシンボルツリーを植える所もありますが、多くの木を植えてしまうとヤブになってしまいます。樹木葬を行う時は、あらかじめ植樹されている木を選んで埋葬します。

 

ここへ埋められた遺骨は、長期的にお寺が責任を持って管理してくれます。永代供養ですから、継承者がいない人でも安心して利用できます。真光寺では無料の見学が行われていますから、詳しく知りたい人は参加してみましょう。

 

市原南霊園

 千葉県にある市原南霊園は長粳山大通寺(ちょうこうざん だいつうじ)が経営しています。市原南霊園は、大通寺が所有する裏山の一部にあります。里山型の樹木葬では、あらかじめ植えられている木の周りに遺骨を埋葬します。

 

草花は植えることができるので、生前好きだった花を植えてあげましょう。ここの里山型樹木葬は、33年で契約延長か合祀かを選べます。合祀を希望した場合は、プレートだけ合同供養墓に移され、遺骨はそのままになります。さまざまな樹木葬を扱っているので、比較しながら選ぶこともできます。

 

公園型

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公園型の樹木葬は、墓地や霊園の一画に樹木葬区画が設けられており、墓石を使わない埋葬ができるようになっています。埋葬場所は、樹木や草花を植えて公園のように緑が豊かになっています。

風の丘樹木葬墓地

東京都八王子にある公園型の樹木葬ができる墓地です。1445年に開山された慈眼寺が運営する樹木葬です。高尾山と連なる武蔵丘陵の丘の上にあり、富士山や高尾山が見渡せます。

 

明るく開放的な空間に個別の広いスペースが用意されます。骨壺のまま埋葬をして、1区画を使用する最後の人が亡くなってから、13年か33年が経過したら合祀墓へ移されます。その後は永代供養されます。

 

花小金井ふれあいパーク

永明院が管理する公園型の樹木葬ができるお墓です。バラを使った公園が広がり女性に人気がある樹木葬です。園内は、いくつかのエリアに分かれており、無期限で利用できるタイプや33年後に合祀されるに分かれています。

 

とても人気のある樹木葬ですから、完売が相次いでいますが、まだまだ空きがあります。霊園内には噴水があり、所々に置かれたベンチで休憩もできます。緑豊かな開放的な空間はバラの香りに包まれます。美しい景色が広がる霊園で樹木葬ができます。

 

ガーデニング型

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ガーデニング型の樹木葬は公園型を小さくした省スペース型の樹木葬です。すでにある霊園の一画を樹木葬にした所が多く、都心の霊園でもガーデニング型樹木葬を取り入れる所が増えています。ガーデニング型霊園は、花壇のような場所に草花を植えて地下に納骨堂を作ります。一定期間で合祀する事が多いでしょう。納骨堂と似た樹木葬ができます。

 

やすらぎ花の里 所沢西武霊園

東京ドーム1個分の敷地内に広大な樹木葬墓地が広がります。園内はバラを中心にした緑あふれる空間が広がります。都心からのアクセスも良く、無料送迎もあることから人気のあるガーデニング型樹木葬です。

 

埋葬タイプは、個別で期限が無いことから家族利用する事も可能です。永代供養墓も販売しているので、樹木葬と比較する事もできます。

 

里山型の樹木葬は限られている

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樹木葬を希望する人は、自然が大好きでいずれは自然に還りたいと願う人が多いでしょう。樹木葬と言っても公園型やガーデニング型は納骨堂のようなもので、土に埋めることはできません。

 

もともと樹木葬は、里山タイプのものしかありませんでした。現在、樹木葬を選択する人が増えている中、里山タイプの樹木葬は数を増やしていません。里山タイプの樹木葬は自然の山を使用するやり方で、土地を確保するのが難しいからです。

 

日本では、墓地として認められて場所以外に埋葬する事はできません。山は多くありますが、雨や災害の影響を受けて遺骨が他の場所へ動いてしまったり、遺骨が出てきてしまうと法律違反になります。自然に還れる里山タイプは簡単に造ることができない為、数が少ないのでしょう。

 

樹木葬のメリット

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樹木葬の最大のメリットは安さです。一般的な墓地の平均購入額は170万円前後です。樹木葬はお墓を建てる必要が亜ないので、平均購入額は70万円前後になります。少ない予算で思い通りの形で埋葬されるのが大きなメリットでしょう。

 

また、永代供養してくれる所が多いので、継承者がいなくても安心です。長期的に安心して利用できる点もメリットでしょう。多くの樹木葬では宗旨や宗派は問いません。誰でも利用でき、自然に寄り添うことのできるお墓です。

 

樹木葬のデメリット

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樹木葬は、最終的に合祀されるケースが多いです。後からお墓を建てても遺骨を移すことはできません。長期的に考えて、納得してから申し込むと良いでしょう。また、本人は樹木葬を望んでいるのに親族が反対するケースがあります。残された人たちに理解を得るために苦労するケースも多くあります。

 

樹木葬を扱う霊園では、生前契約する場合があります。その場合、家族とよく話し合って理解を得た上で契約しましょう。